あなたの周りにいませんか？同じ本を読んでいるはずなのに、その人が語ると不思議と引き込まれてしまう人。飲み会でも、会議でも、ちょっとした雑談でも、なぜか「お、面白いこと言うな」と思わせる人。 その違いは、才能でも話術でもありません。「読み方」だったんです。 本書では、著者が実際に「面白い人たち」を徹底取材。彼らの本棚、付箋の貼り方、メモの取り方まで丸裸にしています。すると見えてきたのは、彼らが「情報」を集めているのではなく、「自分というフィルター」を通して読んでいるということ。 例えば、ビジネス書を読むとき。普通の人は「著者の主張」を理解しようとします。でも面白い人は違う。「この主張、自分の体験と照らすとどうだろう?」「この理論、あの映画の展開と似てるな」と、常に自分の人生や他の知識と結びつけながら読んでいる。だから同じ1冊でも、吸収する深さが10倍違うんです。 人間力を高めたいあなた。それは「もっと本を読むこと」ではなく、「読み方を変えること」から始まります。本書はその具体的な方法を、実例とともに教えてくれる、まさに人間力向上の最短ルートです。